自然素材を使用した環境への取り組み

地域材・国産材を使用

日本は国土の7割が森林の国ですが、多くの木材を輸入している現状があります。国産材を使うことは、資源の有効活用はもちろん、地域林業の活性化や、間伐・植林を行うことによる森林の保護に繋がります。建築や家具に国産材を使用することで、国土を守る活動へつなげていくことに取り組んでいます。

また、体にやさしいものづくりのために、木材や和紙、土壁などの自然素材を使用しています。和紙や土壁は調湿・消臭機能に優れており、梅雨などの湿度の高い時期には湿気を吸収し、湿度が下がると湿気を放出する働きをします。使い続けるごとに味わい深くなる自然素材ならではの経年美化は、ずっと使い続けていきたいと思える、愛着のある空間・家具へと育ちます。

くらしごとスタジオでは、宮城県の登⽶町森林組合、アンダイ合同会社、⼩泉誠さんが協働し⽣まれた家具プロジェクト「kitakami」で開発中のオフィス⽤チェアと、2階ホールに登⽶町森林組合の栗材を使⽤しています。

登⽶町森林組合は、NHK連続テレビ⼩説『おかえりモネ』の第104作⽬で放送された、主⼈公モネの就職先である森林組合のモデルにもなっています。登⽶市の森林組合では、⾏政と「登⽶市森林管理協議会」を設⽴し、森林認証の取得、森林認証材の供給・流通といった取り組みを⾏っています。とくに、森林認証を受けた広葉樹材を加⼯して、フローリング材、内装建材、家具等の製品開発まで⾏っているところは森林組合としても珍しいのだそうです。(出典:林野庁「おかえりモネ」解説ページより)

家具プロジェクト「kitakami」のオフィス⽤チェア
2Fホールで使用されている登⽶町森林組合の栗材

メンテナンスをしながら、永く大切に使う

完成した後も、末長く安心してお付き合いできるメンテナンスサポートにも取り組んでいます。⾃然素材の空間や家具は正しいお⼿⼊れが必要です。永く使い続けていくためは「エイジングケア」が大切です。⼈のお肌のように、きちんとお⼿⼊れができていると、将来⼤きな違いが出てきます。お引き渡し後に定期点な点検やメンテナンスを⾏うことで、豊かな「くらしごと」の場であり続けてくれます。
相⽻建設では、提案・制作・メンテナンスまでワンストップでお受けしています。私たちと⼀緒に、永く⼤切に使えるものづくりを⽬指していきましょう。